通信制高校とは、高校に毎日通って時間割通りに授業を受ける全日制高校とは異なり、通信によって教育を受け、3年以上学ぶことで高卒資格と同等の学力が得られるという教育制度を定める高等学校のことです。
教育課程としては全日制や定時制とほとんど変わらず、相違点としては通学する必要がないので個々にあったペースで勉強を進めることができ、卒業資格を取得することができるという点があげられます。
基本的には自宅学習で、レポートとスクーリングで学習し、試験を受けることで科目ごとに単位を取得していきます。
学年生ではなく単位制なので、入学の時期は様々であり、卒業は4月、10月の就職の時期に合わせて3月、9月であることが多いです。
通信高校を卒業する際には、大抵学校の職員が職業安定所と連携をとり、生徒に職場を紹介します。
主には製造業や宿泊業、飲食サービス業などが多く、これらの職場はどこも就職してから経験を積むことで専門的な技術を身に付けられる職業であることが多いです。
つまり通信高校の援助がどれだけあるかで就職率も左右されるといえるので、入学する前には、就職サポートの充実度や案件の豊かさをよく調べておくことが望ましいです。
もちろん就職に関してはそれまでの本人の経験や努力、人柄なども考慮され選考されるので、１つのアルバイトや習い事に熱中していた経験や、コミュニケーション力を磨いておくという努力も重要です。