介護関連職の将来的な展望は、その市場規模は国内では縮小していくことが予想されるものの、新興国での需要が拡大することが予想されています。たしかに、欧米先進国を始め我がコクにおいても介護施設は順番待ちとなるほど盛況で、現場の職員は慢性的な人手不足という問題を抱えていきます。
しかしながら、医療技術の進歩によって高度医療にアクセすることが出来る欧米先進諸国においては、高齢者の寿命が伸びて、健康で自立した生活を営むことが出来るお年寄りが増えていることも事実であります。かつては治療方法が見つからなかった病気でも、現在では新薬が開発されて適切な治療を受けることができれば、治療を続けながら健康的な生活を続けることが出来るようになりました。
このようなお年寄りにとっては、介護施設よりも自立した生活を営むことを好むことから、有料老人ホームのほうが需要が高まっていくと考えられます。では、何故中国で介護に対する需要が高まるかというと、すでに高齢化社会となっている我が国では、高齢者に対する介護のノウハウを有しています。中国では高齢者向けの施設はこれから次々と増えていくことが予想されるため、国内の企業も参入に前向きです。