歯科衛生士として働くメリット

歯科衛生士として働くメリット

虫歯や歯周病の予防および口内衛生の向上を目的とし、私たちの歯や口腔の健康づくりをサポートしてくれる歯科衛生士。働く上ではどんなメリットがあるのでしょうか。

歯科衛生士の主な勤務先である診療所の場合、診療時間が決まっているので残業や早出といった時間外労働がほとんどありません。勤務時間が規則正しいので、将来結婚や出産、育児などを考えると仕事と家庭の両立がしやすいでしょう。また、養成施設のほとんどが女性だけを対象としており、採用されるのも女性が9割以上。ほとんどの同僚が女性になるので安心して働けるでしょう。

一般の事務職などと比べると給与が高めなのも歯科衛生士の強み。初任給に関しては諸手当を含めて18~20万円、3~4か月分のボーナスが年2回といったところでしょう。10年ほど働いていれば手当を含めて24~25万円の給与が支払われます。求人状況も悪くないので、しっかりしたスキルを身につけてよりよい条件の機関へ転職してもいいかもしれません。

さらに将来性といった点でも他の職業に比べて有利なことがあります。今の日本は高齢化社会。これからますます高齢者の割合は増えていきます。そんな状況だからこそ、高齢者の口腔内ケアができる高いスキルや知識を持った歯科衛生士が求められているのです。現代社会のニーズにマッチした仕事といっていいでしょう。歯科衛生士として現場で5年以上働くとケアマネジャーの国家試験受験資格も得られるため、介護の分野で働く道も開けます。

このようにさまざまなメリットがある歯科衛生士。即戦力として現場で活躍できる歯科衛生士になりたいなら、大学で身につく学術的な知識と専門学校で身につく実践力を掛け合わせた専門職大学に通ってみるといいでしょう。2019年に開設予定なのが、東京医療福祉専門職大学という歯科衛生士をめざせる専門職大学。東日本を代表する数多くの病院や施設と提携し、臨床実習を行います。学内で身につけた知識やスキルを活かしつつ、チーム医療を学べる環境です。

健康志向の高まりとともに、食べる力や生きる力をサポートする歯科衛生士の活動には大きな期待が集まっています。チャレンジする価値のある仕事といっていいのではないでしょうか。