プログラミングは独学でも習得できる?メリット・デメリットを解説

プログラミングは独学でも習得できる?メリット・デメリットを解説

プログラミングを学ぼうと思った時には、独学で学ぶか、大学や専門学校などの外部で学ぶかの2択を選ぶことになります。どちらを選択すべきか、迷ってしまうケースも多いでしょう。
ここでは、プログラミングを独学で習得するメリット・デメリットを解説します。プログラミングに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

プログラミングで必要な知識

プログラミングを始めるにあたり、以下のような知識が求められます。

基本的な分法や構造の理解

プログラミング言語の基本的な文法や構造を理解する知識が必要です。
プログラミング言語、プログラムの品質を高めるための考え方であるプログラミング理論、プログラムの設計や開発を効率的に行うためのプログラミング手法の知識を身に付けましょう。

目的や問題を明確に定義できる力

目的や問題を明確に定義することで、プログラムの設計や実装がスムーズに進み、効率的に解決策を見つけることができるようになります。
目的や問題を明確に定義するためには、以下のようなステップをふみましょう。

・目的や問題を言葉で表現する
・目的や問題の範囲や条件を特定する
・目的や問題の要素や関係性を分析する
・目的や問題の解決策を考える

ロジックやアルゴリズムを考える思考力

ロジックやアルゴリズムを考える能力はとても重要です。
プログラムがどのように動くかを理解するための思考法をロジックとよび、プログラムが目的を達成するための手順や方法のことをアルゴリズムとよびます。

どのようにデータを処理するのか、どのように条件を判定するのか、どのように繰り返しを制御するのかを考える力が必要なのです。

テストやデバッグを行えるスキル

プログラムが正しく動作するかを確認するテストと、プログラムに発生したエラーやバグを見つけて修正するデバッグを行えるようになりましょう。
テストやデバッグは、プログラミングの品質や効率を向上させる上で非常に重要です。

ドキュメントやコメントを書ける知識

ドキュメントやコメントは、プログラムの目的や機能、コードの意味や仕組み、変数や関数の役割などを説明する文章です。ドキュメントやコメントを書くことで、自分や他の人がプログラムを理解しやすくなるため、とても重要な知識といえます。
また、プログラムの改良や修正、再利用などにも役立ちます。ドキュメントやコメントを書く際には、分かりやすく、正確に、簡潔に、一貫して書くことが大切です。

以上がプログラミングで必要な知識の一例です。
もちろん、これだけでは足りませんが、プログラミングの基礎を学ぶ上で役立つので、最低限身に付けておくようにしましょう。

プログラミングを独学で学ぶメリット

まずは、プログラミングを独学で学ぶメリットを解説します。

費用を抑えることができる

独学のメリットは、費用を抑えられることです。
大学や専門学校、スクールで学ぶとなると、高いスキルをもった講師から直接指導してもらえるので、どうしても費用がかかってしまいます。
しかし、独学なら参考書や有料のアプリを購入したとしても、数万円いかない程度でしょう。また、最近では無料の学習アプリも増えているため、お金をかけずにプログラミングを学ぶことも可能。お金の余裕がない方や、とりあえずプログラミングをやってみたいという方は、独学がぴったりです。

マイペースに進めることができる

全て一人で学習を行うため、マイペースに進めることができます。
時間に縛られることなく、自由にプログラミングを学ぶことができます。長時間の授業に集中できない人や、人間関係を築くのが面倒に感じる人にとっては、大きなメリットになるでしょう。

通学の手間がない

通学の手間がない、というのも大きなメリット。
通学で電車やバスを利用しなければいけない場合、その分余計な交通費がかかりますし、人が多いと大きなストレスに。また、移動中に何もしなければ、時間が無駄になってしまいます。
一方独学は、通学の必要がありません。わざわざ出かけずとも、自宅でじっくりと取り組むことができます。お金と時間を節約するには、独学がぴったりでしょう。

プログラミングを独学で学ぶデメリット

次に、プログラミングを独学で学ぶデメリットを解説します。

挫折しやすい

一番のデメリットは、挫折がしやすいこと。
独学は、文字通り独りです。わからないところや難しいところがあっても、全て自分一人の力で解決しなければいけません。せっかく購入した参考書やアプリに、求める答えが載っていないこともあるでしょう。学習につまずいてしまっても、諦めずに根気強く取り組む根性が必要です。

時間がかかる

独学は、通学に比べると時間がかかってしまいます。
まず、勉強を始めるまでが大変。どのように学習をしていくか計画を立て、何を使って学習するか考えなければいけません。ようやく勉強する環境を整えても、調べることが多すぎてプログラミングが進まない、なんてことも。短期間の独学で学習しようと思っている方は、かなり難しいと考えておいた方が良いでしょう。

就活でアピールしづらい

独学でのプログラミングは、就活のアドバンテージになりづらいでしょう。
もちろん、全くの未経験の方と比べると、独学での学習はアピールすることができます。しかし、大学や専門学校で学んでいた人と比較されたら、どうしても見劣りしてしまいます。就活でアピールしたい場合には、特定の資格を取得したりアプリやホームページを自作したりするなどの工夫が必要でしょう。

独学が難しいならオンラインの大学を選ぼう

メリット・デメリットを踏まえ、独学での習得は難しいと感じた方は、オンラインの大学を選ぶのがおすすめです。東京通信大学では、授業でわからないことがあってもオンライン上で気軽に質問できるので、挫折してしまう心配がありません。また、自宅にいながら学士を取得できるため、就活のアドバンテージにもなります。プログラミングを学習したいと思ったら、選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?

まとめ

プログラミングは独学で学ぶことができますが、もちろんデメリットもあります。良い面と悪い面をどちらも踏まえた上で、自分に合った学習法なのか判断しましょう。

開発者プログラマー。メガネをかけた女性がコンピュータ上で作業している様子